含み損を実現損に
会社の経営を考える上でキャッシュフローは重要です。
キャッシュフローを増加させるには、キャッシュインを増やすかキャッシュアウトを減らすしかありません。
キャッシュインを増やすには、銀行や取引先などの外部の取引先との交渉が大きなウェートを占め、そう簡単にはできません。
一方、キャッシュアウトの減少は自社内だけでできるものが多く、決断次第で即効性が期待できます。
その一つの方策に税金の圧縮が …もっと読む
トヨタ種類株式にみる資産運用の新しい形
新しいトヨタ株(AA型種類株式)が話題になっています。
トヨタ自動車は元本保証、最高2.5%の配当利回りという、これまでにない新たなスタイルの株を発行しました。
通常の株には元本保証はなく、株価が下がればその分は損失となります。それが、元本保証(トヨタに対して発行価格での買い取りを要求できる)というのだから魅力的ではあります。
この新型の株式は種類株式といって、通常、会社が発行する …もっと読む
女性による起業への支援
アベノミクスでは女性の就業支援が盛んに取り上げられています。
わが国の経済においては、中長期的に労働力人口(15歳以上で、労働する能力と意思をもつ者の数)の減少が見込まれることから、労働力を「量」の面から補完するだけでなく、個々の労働者の潜在力を磨き上げることで労働の「質」の向上を図ることも求められています。
2014年6月に改訂された日本経済の再生に向けた成長戦略である「日 …もっと読む
ネットが実現する完全競争市場
最近、弊事務所のお客様でもネットを利用した商品販売が急増しています。
ネットで商品を購入するのはリアルな店舗に行く必要がない上に、多くのサイトを見比べた上で最も有利な商品を選択できるのですから、消費者にとっての利便性は格段に向上します。
では、商品を販売する企業にはどのような影響を与えているのでしょう。
値付けの面からそのインパクトを考えてみましょう。
ネットの普及はモノの …もっと読む
臓器を製造、バイオ3Dプリンティングの可能性
弊事務所のお客様に樹脂加工のお客様がいらっしゃいます。
先日、その会社の社長と話をしていた時に3Dプリンターの事が話題に上がりました。
ご存知のように近年、3Dプリンター技術を医療分野に応用した「バイオ3Dプリンティング」技術がめまぐるしく進化しています。
3Dプリンターとは、文字通り三次元のプリンティング機器です。
私たちが普段利用しているプリンターは紙などの二次元のもの …もっと読む
伝統技術を活用した異分野との戦略的連携
中小企業が大手企業と組むことは大きなメリットがあります。
「ウチみたいな小さい会社なんて、大手は相手にしてくれないよ・・・」
そう嘆く前に、やるべき事・出来る事がないか考察してみたいと思います。
京都には、長い歴史をもつ複合的な産業集積が形成されています。
またそれだけでなく西陣織や京友禅など国が指定する17品目の伝統工芸品があり、これらの製造に関する伝統的な基盤技術の蓄積が先端 …もっと読む
インフレ対応の財務戦略は有効か?
アベノミクスで賃金の上昇と同時にインフレ戦略がとられていますが、本日は会社から見た考察をしてみたいと思います。
インフレとはモノの価格の上昇です。それに反比例してカネの価値は下がります。それを踏まえ、インフレに対応する財務戦略を考えると、以下のようなことがいえます。
まず、資産価格は上昇するといっても、資産の種類に応じて価格変化の状況は異なります。
資産は、金融資産(ここで …もっと読む
女性によるプチ起業の進化と活用
弊事務所でも最近女性の社長や個人事業主からのお問い合わせが増えています。
安倍首相は成長戦略の一つとして、「女性の社会進出を促す」とウィメノミクスを掲げています。
(ほんとに「~ミクス」がお好きなようですが。)
そのなか、ここ数年で、女性の働きかたの一つとして、「サロネーゼ」が注目を集めています。
サロネーゼとは、自宅でサロン(教室)を主催する女性をいい、教室の種類は料理や手芸、フラワ …もっと読む
小規模企業振興の4本柱
2015年4月に中小企業庁から「小規模企業白書」が公表されました。
これは、小規模事業者が中小企業の約9割を占め、地域の経済社会・雇用を支える極めて重要な存在であるという認識の下、2014年6月に成立した小規模企業振興基本法に基づいて今回初めて作成された年次報告書です。
1999年に改正された中小企業基本法が、「成長発展」を基本理念として掲げているのに対し、小規模企業振興基 …もっと読む
源泉所得税の特例
横浜関内の税理士なかやまです。
3月決算が終わったのもつかの間、 只今、半年に一回源泉所得税を納める納期の特例の準備に追われています。
決算期に関係ないので、業務の割り振りが大事ですね。 …もっと読む