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税務署との連絡協議会ってなんなのさ?

おはようございます。
日々の挨拶の始まりが「今日も暑いですね!」になっている、税理士のなかやまです。
7月後半に雨の日があり、少しは涼しくなるのかと思いましたが、やっぱり暑かったです・・・。


さて先日、税務署幹部との連絡協議会がありました。
税務署も役所ですが、異動の時期は4月ではなく、毎年7月10日と決まっております。
税務署の署内で人事異動があると、税理士会役員と顔合わせと言う名の連絡協議会を行います。
(連絡協議会は年に何回かあります)

コロナ禍以前は、夕方から連絡協議会を行い、その後懇親会と言う名の飲み会があるので、
その場であんな事やこんな事が聞けたり聞けなかったりしました・・・。
今はそういう催しがないので、単に名刺交換しかできないのは本当に残念ですね。
(単に飲みたいだけではありませんヨ。。。)

ちなみに連絡協議会は税理士会の役員と税務署幹部で行うものですが、
税理士会側は支部長をはじめ、副支部長、税理士会の各部長などの役員が出席し、
税務署側は、署長、副署長(複数人。それぞれ法人税や所得税など担当がある)、
各1統括官(複数人。法人税や所得税、資産税、徴収など各調査部門の筆頭)、
総務課長など大体双方15~20人ずつ位出席します。

 

会議の議題にインボイスの話がありました(今回は制度の中身は省略します)。
弊所からもご案内をしているインボイス制度ですが、こちらは令和5年10月から開始となります。
現在のところ、電子申請だと番号交付まで2週間、紙申請だと4週間程度かかるようです。
(皆様の申請は弊所で、電子申請にて行ってます)

インボイスは消費税の課税事業者(消費税を納めている法人・個人)のみならず、免税事業者にも影響がありますが、
現在のインボイスの申請状況(番号取得状況)は、消費税の課税事業者に限った場合でも、
法人が約18%、個人はわずか7%だそうです。
消費税の課税事業者ですが、この程度の申請率と言う事は、免税事業者に至っては・・・(汗)
※インボイス制度は強制ではないので、免税事業者は取得しなくても構いません。

このままのペースでは、特に個人事業主は年度末にかけて殺到する見込みで、
その場合、税務署から番号が通知されるまでに数か月待ちとなるそうです。
もっとも個人で確定申告を自分で行っている方などは、「インボイスって何?食べられる?」って感じだと思います。。。
インボイスの番号を令和5年10月1日の開始時期までに取得したい場合は、令和5年3月31日までに申請が必要となります。
弊所の場合、基本的に決算などのタイミングにあわせて順次、ご説明・申請手続きを行っていきますが、
早く申請したい場合などは弊所までご連絡ください。

 

その他の会議の内容なども、最近はかなりE-Taxなどデジタル関係のものが多かったです。
最近は税務署もDX化をかなり進めていて、
税務調査も今後はデジタルでの対応に力を入れていくと言う事がものすごく伝わってきます。

マイナンバーにインボイス、電子帳簿保存など、
今後税務調査のありかたもどのように変わっていくのか、色々考えさせられるところです。

それでは今回はこのへんで。

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