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創業計画書の書き方~資金調達方法について~

Q 創業計画書の「必要な資金と調達の方法」の書き方についてポイントがあれば教えてください。

 

A 「必要な資金と調達の方法」については「必要な資金」と「調達の方法」の合計額が必ず一致するように作成してください。合計額が一致して当たり前なのですが、申請者自身が作成したものを実際に電卓で集計すると左右が一致しない場合があります。嘘の様ですが本当の話です。

 「必要な資金」の「設備資金」ですが、原則として、業者等からの見積額を記載するようにしてください。そして、その見積書も提出するようにしてください。最近ではネット通販等で備品等を購入する場合もありますが、そういう場合は、該当するパンフレットなどをコピーしておくとよいでしょう。また、購入する品目の一覧とその価格、及び合計額についてはエクセルなどにまとめておくと、金融機関側としてはわかりやすいと思います。品目が多い場合はそうするとよいでしょう。

 

 次に「必要な資金」の「運転資金」についてですが、入金のサイクルにもよりますが、原則として3か月を目安に見積もるようにしてください。また、運転資金だから大体で良いというわけではありません。見積もりが取れるものは見積もり額を計算して、損益計画との整合性を常に意識するように注意してください。

 

 「調達の方法」については、特に問題はないと思いますが、審査では最も重要視される個所です。つまり面談の際は、この「調達の方法」の「自己資金」については、徹底的に追及されることを覚悟しておいてください。ほとんどの方が通帳(写し)を提出していると思いますが、「本当にここに記載されている自己資金額が正しいのか?」また「その内訳はどうなのか?」「自己資金の出どころは?(見せ金ではないのか?)」等については質問されると思ってよいでしょう。

 また通帳から公共料金や家賃の引き落としなどについても確認されます。もしここに記載されている自己資金額について、面談担当者に怪しまれてしまうと、審査には大きくマイナスになると思ってください。