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夏休み番外編・実は知らない決算のハナシ

こんにちは。中山事務所野球担当(?)のかたおかです。

今年はヤクルトスワローズが強くて強くて、かなり早い段階で優勝マジックがついていましたね。
周りのベイスターズファンとも
「今年はヤクルトだね・・・」
とあきらめかけていた6月が嘘のように、8月のベイスターズは強い!
25日は残念ながら負けてしまいましたが、それまでなんと8連勝、ホームゲームは17連勝中です。

これまでの長いプロ野球の歴史上、ホームゲーム15連勝は4球団しかしたことがなく、
その4球団は全てその年に優勝しているというデータがあるそうです。
これは言い換えれば優勝確率100%・・・

「世の中絶対なんてない」

という言葉をよく耳にしますが、統計上は100%・・・今年こそは、と期待が止まりません。

さて、ベイスターズが大活躍した8月ですが、中山事務所では6月に決算を迎えた会社の申告がメインの業務になっていました。
法人の決算月は任意で決めることができ、申告と納付の期限は翌々月末と決まっています。
今回は、この2ヶ月のあいだに私達が何をしているかお話しようと思います。

まずは決算日の少し前、最後の週あたりでしょうか。棚卸や現金残高のチェックが必要な会社にご案内をしています。
棚卸も現金残高も決算日時点の数字が必要になるので、事前にご連絡を入れるよう心掛けています。

決算日が過ぎたら、各社からお送り頂く資料を会計ソフトに入力していきます。
自社で入力頂いている会社の場合には経理の方が本気を出し始める頃でしょうか?
入力が終わり次第ご連絡を頂き、内容を確認させて頂いています。

期中の作業が済んだら決算修正仕訳、具体的に言うと棚卸や減価償却費、決算月をまたぐ経費の調整などを行います。
実際のお金の流れと一致しないこともあるのでよく質問を頂きますが、
ポイントは「今期に発生した売上とその売上用の経費だけが帳簿に残るようにする」ということで、
例えば6月勤務分の給与が7月25日支払なら6月経費の未払、
7月施行予定の工事の手付金を6月中に受取っていたら7月売上の預り(前受金)となるような仕訳を入れていきます。

ここが一連の業務の山場で、
「これはいつ納品しましたか?」
「7月〇日引落分の請求書をお願いします」といった確認事項のご連絡をしているのもこの段階です。

修正仕訳が整ったら消費税額や法人税額を計算し、最終的な当期純利益=今期の会社の利益を計算します。
後は書類を仕上げ、申告書類の原稿ができた段階で会社にご連絡をし、内容をご確認頂いてから電子申告と進んでいきます。
弊所の業務としては最後に納付書の発送となりますが、会社に届いた納付書にて銀行で納付頂くまでが一連の流れになります。

各社の1年の総まとめであり、大きなお金が動く(かもしれない)ことなので、
なるべく早く、なるべく丁寧にを心がけて業務にあたっています。
一球で大きなフライを打たせて取るのではなく、テンポよくストライクを積み重ねるイメージですね。

業務工数が多いので長くなってしまいましたね・・・以上、横浜スタジアム近くの事務所よりお届致しました。

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